きっかけの街 モントリオール

モントリオール製菓学校公式ブログ。 モントリオールのこと、お菓子のこと、北米の日々を綴ります。

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一番好きなお菓子は何ですか?

お菓子を仕事にしているので、ありとあらゆる『お菓子』を食べて作ってきましたが、こう質問されたなら、答えは迷わず『プリン』です。

しかも、なめらかプリンやリッチなプリンではなく、昔ながらの卵でしっかり固めるプリン。ほろ苦いカラメルがたっぷり、卵と牛乳と砂糖というシンプルな材料で作るプリンが好きです。

カラメルとキャラメル。似ていますが、ちょっと違います。

プリンの底に入っているのはカラメル、砂糖と水のみで作ります。一方キャラメルは、砂糖と生クリームやバターなどの乳製品で作ります。経験から、キャラメルよりカラメルの方がピンポイントで止める必要があるので、100点満点を作るのが難しいと感じます。ちょっとでも行き過ぎたら苦すぎますし、焦がしが浅いと物足りない、しまりのない味になります。

プリンの要は何と言っても『カラメル』 その焦がし具合がプリンの味を決定づけると知ったのは、小学4年生のときでした。

それは、初めてプリンを作ったとき。カラメルの止め時がわからず、限りなく黒に近い茶色になってしまったカラメルで作ったプリンは、ほろ苦いを超えた苦さ。孫が挑戦することに対しては、何でも褒めてくれた祖父からもダメ出しを食らいました。

当時の私には酷でしたが、そんな「苦い」思い出は、カラメルを作る度に蘇ります。カラメルもキャラメルも、難なく作れるようになった今、祖父の「苦い」プリンの思い出は、「ほろ苦い」思い出に変わったような気がします。

カラメルを上手に作るコツは?と聞かれたら、「何度も繰り返しつくること」と答えます。お菓子の本には、大きな泡が小さくなってから云々...と書いてあったり、写真付きで色を解説したレシピがありますが、経験から得た感覚に勝るものはありませんから。


地道が最強
デイリーアクション




girl1
大学を卒業して24年目に入りました。
自分のキャリアを振り返ると、「4年周期」で変化が起こっているような気がします。

一般企業に就職して4年で退社、そこから4年で起業、8年でカナダへ。

もともと飽きっぽいので4年位で変化が欲しくなるのか、それとも、4年というのがキャリアの節目に適しているのか。知事、市長、アメリカ大統領など首長や議員の任期も4年ということから考えても、4年というのは、何かを成し遂げるのに必要な、ちょうど良い期間なのかも知れません。

オリンピックも、4年に一度ですし。

そういえば、キャリアの語源は、ラテン語で轍(わだち)を意味するキャリエール。自分に当てはめると、馬車や車で飛ばしてきたイメージはなく、一歩づつ進んできたことを考えると、「足跡」と捉える方がしっくりきます。

今日も足跡を残していると思えば、そこに一生懸命になることが、キャリアアップそのもの。その途中で起こる変化を楽しみながら、進んでいきたいと思っています。

 今日もデイリーアクション

 

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