一番好きなお菓子は何ですか?
お菓子を仕事にしているので、ありとあらゆる『お菓子』を食べて作ってきましたが、こう質問されたなら、答えは迷わず『プリン』です。
しかも、なめらかプリンやリッチなプリンではなく、昔ながらの卵でしっかり固めるプリン。ほろ苦いカラメルがたっぷり、卵と牛乳と砂糖というシンプルな材料で作るプリンが好きです。
カラメルとキャラメル。似ていますが、ちょっと違います。
プリンの底に入っているのはカラメル、砂糖と水のみで作ります。一方キャラメルは、砂糖と生クリームやバターなどの乳製品で作ります。経験から、キャラメルよりカラメルの方がピンポイントで止める必要があるので、100点満点を作るのが難しいと感じます。ちょっとでも行き過ぎたら苦すぎますし、焦がしが浅いと物足りない、しまりのない味になります。
プリンの要は何と言っても『カラメル』 その焦がし具合がプリンの味を決定づけると知ったのは、小学4年生のときでした。
それは、初めてプリンを作ったとき。カラメルの止め時がわからず、限りなく黒に近い茶色になってしまったカラメルで作ったプリンは、ほろ苦いを超えた苦さ。孫が挑戦することに対しては、何でも褒めてくれた祖父からもダメ出しを食らいました。
当時の私には酷でしたが、そんな「苦い」思い出は、カラメルを作る度に蘇ります。カラメルもキャラメルも、難なく作れるようになった今、祖父の「苦い」プリンの思い出は、「ほろ苦い」思い出に変わったような気がします。
カラメルを上手に作るコツは?と聞かれたら、「何度も繰り返しつくること」と答えます。お菓子の本には、大きな泡が小さくなってから云々...と書いてあったり、写真付きで色を解説したレシピがありますが、経験から得た感覚に勝るものはありませんから。
地道が最強
デイリーアクション
お菓子を仕事にしているので、ありとあらゆる『お菓子』を食べて作ってきましたが、こう質問されたなら、答えは迷わず『プリン』です。
しかも、なめらかプリンやリッチなプリンではなく、昔ながらの卵でしっかり固めるプリン。ほろ苦いカラメルがたっぷり、卵と牛乳と砂糖というシンプルな材料で作るプリンが好きです。
カラメルとキャラメル。似ていますが、ちょっと違います。
プリンの底に入っているのはカラメル、砂糖と水のみで作ります。一方キャラメルは、砂糖と生クリームやバターなどの乳製品で作ります。経験から、キャラメルよりカラメルの方がピンポイントで止める必要があるので、100点満点を作るのが難しいと感じます。ちょっとでも行き過ぎたら苦すぎますし、焦がしが浅いと物足りない、しまりのない味になります。
プリンの要は何と言っても『カラメル』 その焦がし具合がプリンの味を決定づけると知ったのは、小学4年生のときでした。
それは、初めてプリンを作ったとき。カラメルの止め時がわからず、限りなく黒に近い茶色になってしまったカラメルで作ったプリンは、ほろ苦いを超えた苦さ。孫が挑戦することに対しては、何でも褒めてくれた祖父からもダメ出しを食らいました。
当時の私には酷でしたが、そんな「苦い」思い出は、カラメルを作る度に蘇ります。カラメルもキャラメルも、難なく作れるようになった今、祖父の「苦い」プリンの思い出は、「ほろ苦い」思い出に変わったような気がします。
カラメルを上手に作るコツは?と聞かれたら、「何度も繰り返しつくること」と答えます。お菓子の本には、大きな泡が小さくなってから云々...と書いてあったり、写真付きで色を解説したレシピがありますが、経験から得た感覚に勝るものはありませんから。
地道が最強
デイリーアクション