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1996年、日本に上陸したスタバ。
実は私、スタバでのバイト経験があります。今思えば、「超」がつくほど忙しいお店で、バリバリ働く「スタバ大好き」なスタッフたちの中、レジの前にできる行列にビビってしまうような冴えないスタッフでした。ミルクを温めてラテを作るという「花形」ポジションまではほど遠く、唯一力を発揮できたのは、営業後の掃除。 これだけは手際が良いと店長に褒められていました。

そんなほろ苦い思い出のあるスタバですが、お客としても随分お世話になっています。

人と会うとき、人を待つとき、待たせるとき。

特に海外では、スタバを見つけるとホッとします。「はずれ」がなく、この3つのことが、とりあえず安心してできるからです。

写真は、ヒューストン郊外にあるスタバ。慣れない地では特にそのありがたさが増し、短期間ですがほぼ毎日通っていました。

オーダーの時に名前を聞かれ、ドリンクができるとその名前で呼ばれるのですが、一度として正しく呼ばれたことはありません。たいがい「トミー」と呼ばれます。日本人は英語が聴き取れない、話せないとよく言われますが、逆も然り。心の中でそう思いながら、トミーになってドリンクを受け取ります。
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ペストリー類は充実しています。でも、モントリオールのスタバの方が、種類は絞られていますが味は勝ちかな。

サービスがすばらしいわけでも味がとびきり良いわけでもないのに通ってしまうスタバ。絶対的な「安心感」の底力、恐るべし、です。

ちなみに、旦那も新しい地に行くと、まず探すのはスタバとトレーニングジム。スタバではカプチーノグランデとシナモンロール2個をオーダーし、得たカロリーをジムで消費しています。スタバもジムも本人も、win-win-winの関係ですから、良いのかも知れませんが。だったらシナモンロールを1個にしておけばいいのに、と思いつつ、経済活性化の一端を担っているのだと、私は冷静に傍観しております。