モントリオールのカフェに、ほぼ毎日立ち寄るお客さん。
いつもオーダーは、フィルターコーヒーの特大。一杯づつ淹れるスタイルでしたので、姿が見えるとすぐにコーヒーをつくる準備にとりかかっていました。
早くコーヒーをつくらなくちゃ、そう思わせたのは、この方がはいているローラーブレードのせいかも知れません。毎回ブレードでサーッとやって来ますので、こちらもドライブスルーのような感覚になって、早く対応しなくては、と焦るのでした。
最初こそオーダーを聞いていましたが、そのうち何も言われなくてもフィルター特大をつくるようになりました。言葉を交わすこともなく、日々、無言でしたが、また来てくださることが最高のコミュニケーション。私にはそれが心地よく、毎回この方の姿が見えると、急ぎつつも心の中にはホッとする安堵感がありました。
ところでこの方、誰かに似ています。
ロジャースカプの観戦に行ったとき、「あ!」つながりました。