お正月は、家族親戚が集う貴重な機会。今年は、みんなに会えたことに、まず感謝です。

実家では、毎年おせちは一部手作り。今年は、黒豆、なます、栗きんとん、ごまめ、錦卵、豚肉の紅茶煮が手作りでした。

いつもは母がおせちを詰めるようですが、今年は、その場に居合わせた私が、小学生と中学生の姪たちに「おせちを美しく詰める」というミッションを与えてみました。お重2つに盛り付けたかったので、2チームに分かれて、スタートです。

『おせち』を競う対象にするのはどうかとも一瞬思いましたが、もともとおせちは縁起物。みんながハッピーになれば良し、というのが自分の中で至った単純な結論です。

包丁の使い方からかまぼこの飾り切りまでを教えて、盛り付けのポイントをアドバイスしながら作業を進めます。
かまぼこや伊達巻きを切る時の真剣な眼差し、きれいに盛り付けたいという溢れる意欲、そして途切れることなく質問が出てきます。

「かまぼこをギザギザしながらまっすぐに切るにはどうしたらいいの?」
「何をどこからどう入れればいいの?」
「なますはどう盛りつけたらきれい?」

質問に答えると、その通りに実行します。

子どもって、素直でいいな。

心底そう思いました。
目的に対してまっすぐ。それ以外のことは考えないで、わからないことは聞けばいい。

姪たちは「おせち」について学び、私は彼女たちから「そんなこと」を学びました。

目的は見事に達成され、それはそれはおいしそうなおせちが完成しました。お重の蓋を閉めて、お披露目の時を待つ間もわくわくする小・中学生女子。

いいな、いいな。