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おしゃれな朝食の定番、フレンチトースト。

昨日ご紹介した Lémeac の名物でもあります。 こちらでは、ブリオッシュをベースにしたフレンチトーストに、ブランチにはバナナをたっぷりのせて、デザートには自家製アイスクリームと自家製メープルキャラメルをたっぷりかけて出しています。

フレンチトーストは、パンを牛乳と卵と砂糖の液に漬けてから焼くものですが、ここのデザートバージョンはひと工夫もふた工夫もされています。

なるべくふわふわのブリオッシュを使用。そして、卵、牛乳、生クリームと砂糖の液には少量のスパイス類が入り、甘さを引き締めるアクセントに。液に浸したら、厚いフライパンにバターを熱して両面焼き、さらにオーブンに入れて7~8分。こうして、外はカリッと、中はしっとりふんわりのフレンチトーストが焼きあがります。

上にのせる自家製アイスクリームも特筆もの、ドルチェ・デ・レチェ(牛乳のジャム)入りで、ミルク感たっぷりです。更にメープルキャラメルがかかっているのですから、これぞ、モントリオールのフレンチトースト!といった感じです。

少々気をつけたいのが、フランス語メニューの表記。ブランチには Pain doré(パン・ドレ)、デザートは Pain perdu(パン・ペルデュ)という名前で出しているので、混乱なきよう。英語メニューは両方 French toast (フレンチトースト)です。

ちなみに、パンドレ はフランス語で「黄金のパン」、パンペルデュ は「だめになったパン」という意味で、主に前者はケベックで、後者はフランスでそう呼ばれているようです。ケベックの方がポジティブな呼び方で、何だか気質が表れていて微笑ましい。

Lémeacのテラス席は、冬でも暖房が効いていて心地よいです。テラスでフレンチトーストをいただきながら春を待つことといたしましょう。