きっかけの街 モントリオール

モントリオール製菓学校公式ブログ。 モントリオールのこと、お菓子のこと、北米の日々を綴ります。

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こちら、インターネットを通じて6000人のカナダ人に調査した「カナダにとって最も重要で影響のあるブランド」の結果。

6位までは米国企業の独占ですが、なるほど、確かにね、というのが当カナダの反応です。

昨年に比べて大幅にランクダウンしたのが、カナダ発のファーストフードチェーンTim Hortons
今年1月、オンタリオ州の最低賃金が$2.40 (200円)上昇したことを受け、代わりに従業員の福利厚生や休暇をカットして費用を相殺しようとしたことが影響しているようです。
もちろんTimにも非はあるのでしょうが、物価も賃金も日本と比較にならないほど上昇しているカナダやアメリカで、店を構えてドーナツを$1で売り続けるのは大変なこと。値上げをすれば批判されますし、安価な商品を扱う飲食店は大変です。

ちなみに19位の President's Choiceは、スーパーマーケットProvigoのプライベートブランド。食品が中心ですが、どれも安定した味と価格で重宝します。

さて、同じ調査を他国で行ったら、上位はやはり同じような顔ぶれでしょうが、中国だけは別。なんせGoogleもFacebookもTwitterもブロックされているのですから。
それでも困っていないし、旅行者はそれに合わせようとする。
ちょっと話が飛躍しますが、この結果を見ての感想は、、

「すごいな、中国」


オーケストラ
日系アメリカ人のケントナガノ氏が音楽監督を務める、モントリオール交響楽団OSM(Orchrstre Symphonic de Montréal) 日系というだけで親近感を覚え、OSMに興味を持ち、いつか聴きに行きたいと思っていました。

ある日曜の朝、モントリオールの新聞 ”LaPresse” にOSMの案内が載っていました。気軽にオーケストラを楽しんでほしいというメッセージと共に、工夫を凝らしたプログラムがずらり。どれも「気軽さ」を反映したプライスです。

自分の予定と照らし合わせ、日程が合うチケットを早速購入。実は、プログラムにこだわりはなく、何でも良いからOSMのコンサートに行ってみたかったのです。プログラムによって会場が異なりましたが、せっかくなので新しいコンサート会場で行われるものを選びました。

当日は、少し早めに会場へ。すると、コンサートの準備をしているではありませんか。

これは驚き。舞台がさらけ出されています。スポットライトが煌煌と光る中で、ピアノが運び込まれたり、メンバーが集まって来たり。これも、モントリオールならではでしょうか?

そんな楽しい「前座」の後は、いよいよ本番の始まりです。新しい会場は、そこに居るだけで心地よい上、優雅なクラシックの音色に酔いしれました。知らない曲でも楽しめるクラシックは偉大です。

さて、この会場。舞台の奥にも席があって、コンサートを後方上部から観ることもできます。次回はあそこで聴いてみよう。

$30で気軽に楽しめるオーケストラ。OSMは、2014年に日本公演も行っていたようですが、やはりあの会場で前座から。モントリオールにいらっしゃる機会があれば、公演予定をチェックしてみてはいかがでしょうか?

OSM
http://www.osm.ca/en/discover-osm/hall

わたくし、新しいことには割と抵抗なく臨める方です。経験の許容範囲も広く、海外生活においても、新しいことにあまり怖さを感じないのですが、「髪を切ること」だけは別。その勇気が持てません。

 元々、髪質が硬く量も多いので、この特性を知っている美容師さんでないと怖い、というのが根底にあるのですが、これまで海外で髪を切って悲惨な結果になった例をいくつか見てきているのが、トラウマになっているようです。他人の痛い目を見てトラウマとは、少々図々しい気もしますが、そのくらい酷かったのです。

今から遡ること18年、当時ロンドンに住んでいた私を訪ねて来た妹とその友人。 友人の方は美容師の卵でしたので、流行の最先端、ロンドンで髪を切ることも大きな目的にしていました。今ほどインターネットが発達していない中、事前に雑誌で調べ上げたヘアサロンの地図を手に、妹と二人連れ立って意気揚々と出かけたまでは良かったのですが。

戻って来た二人を見て、一瞬目を疑いました。

二人とも見事なベリーショート、パイナップルがふたつ並んでいます。泣きたい気持ちを通り越して笑うしかないという状況。私も同情よりも可笑しさが勝ってしまい、目尻に涙を光らせながら笑う二人と一緒に大笑いしました。

モントリオールでも、同じようなことが起こりました。これも私本人ではないので申し訳ないですが、マンガに出てくるようなパッツンヘアーにされた男性。前髪も、もみあげ部分も、襟足も全てパッツン。ハサミを横に動かして切っただけ、という感じです。たまたまと信じたい、いや、夢だと信じたいくらい恐ろしい髪型。この時私の中に、海外で髪を切るのは危険とインプットされました。

ある日本人サッカー選手が、海外に自分の専属美容師を呼んで毎回髪を切っているという話にも大きく頷けます。私も、今や自分の美容院まで開いた「ロンドンのパイナップル」を呼び寄せるくらいにはなりたいのですが、まだそこまでの甲斐性はなく、実現していません。

モントリオールで髪を切ったことがない。何でも身体を張って試してみるのに、これだけは尻込みしている後ろめたさが常にありました。一度は試してみなければ。日本人の腕利美容師さんがいらっしゃると聞いていますが、どうせなら現地の技術で。

街を歩くと、ヘアサロンが気になり出します。ふと覗いた床屋の光景は、何とも微笑ましい。床屋のおじいちゃんがカットしているのは実のお孫さん。髪型はおじいちゃんとお揃いになりそうです。
床屋

 

トマトソース
世界で一番好きなカフェ、オリンピコから一本南の通りにあるパスタソース専門店。イタリア人が経営しているこのお店、オリーブオイルとペーストが多少置いてはありますが、壁一面がパスタソースです。 

モントリオールで家庭の食卓にのぼるメニュー、上位3位には入るであろうパスタ。女性の就業率が90%を超えるこの街で、家事のうち食に関して手軽さは最強。茹でてソースをかけるだけのパスタが受けないはずありません。スーパーには、トマト系、クリーム系など色んなバリエーションのパスタソースが並び、どれもなかなかのお味です。

そんな環境で、このパスタソース専門店。良いポイントを押さえています。

扱っているのが絶対的な需要があるトマトソースであること。場所はイタリアコミュニティ、経営者にとってのホームであること。周囲にも人気店があって人が多い立地であること。イタリア人が店内奥で手づくりしているのがちょっと見えること。

これだけ並んでいて専門店となると美味しそうに思えますし、ましてや本場イタリア人が作っているとなれば期待が膨らみます。パスタソースはストックできるし、どうせスーパーで買うならば、通りかかったら買っておこうという気にもさせられます。

さて、お味は?

トマトの味がしっかりして、美味しいです。スーパーで売っているナショナルブランドのものよりも美味しく感じるのは、前置きと期待値の高さゆえと思っていたら、実はご主人、人気イタリア料理店の出身とか。そのお店の味が家庭で味わえるというわけです。

あるとき、近くのベーグル屋さんの帰りに立ち寄ると、パスタソース以外の商品、オリーブオイルとペーストを試食させてくれました。焼きたてのベーグルをちぎって、オリーブオイルをたっぷり回しかけ、ペーストをこれまたたっぷり。これが美味しいのなんのって。試食のさせ方が大らかでイタリアっぽく、楽しい!

早速オリーブオイルを購入。色んな料理に使いますが、これもスーパーで買うのより美味しく感じます。通りかかるとオリーブオイルも買うようになりました。

この小さなお店、私のようなファンが多いことでしょう。通りかかると買ってしまう。通りの名にちなんで、勝手に名付けました。フェアモント・トラップです。

タプナード


DROGHERIA FINE
http://localmontrealtours.com/drogheria-fine-the-best-pasta-sauce-in-montreal/ 

家
モントリオール市には、20の行政区があります。フランス的、英国的、オフィス街、学生が多いなど、それぞれに特徴があり、雰囲気も面白さも様々。

その中でも一番モントリオールらしい地区が、プラトー・モンロワイヤル。少々私的な見解ではありますが、フランス色の強いこの地域に憧れを抱き、モントリオールにお店を出すならここ、とイメージを膨らませていました。

プラトーは、モンロワイヤルの東側に位置するフランス語圏の中心。おしゃれな住宅やお店が多く、街を歩くだけで写真に収めたい景色に次々と出会えます。住宅に外階段がついているのもこの地域の特徴で、アパートの内見で初めて外階段を上がった時の高揚感は今でも憶えています。アパートそのものは大したことなくても、やはり特別感がありました。

よく、モントリオールは「ヨーロッパの街並みを彷彿とさせる」と比喩されますが、それは欧米十把一絡(おうべいじっぱひとからげ)だと心の中に小さな抵抗を覚えます。この街が大好きなモントリオーラーなら、なおさらそう思っているでしょう。知名度ではヨーロッパに敵わないけれど、パリ、ロンドン、マドリード、どの街を歩いても、ここモントリオールと同じ表情には出会えないと。

モントリオールにいらっしゃる機会があれば是非、プラトー地区のお散歩を。観光スポットを巡るのも良いですが、プラトーでは、あなただけのひとコマに出会えるはずです。

私は、季節の変わり目、その日その瞬間を街歩きの中で見つけていました。春の訪れも夏の終わりも。それは、立春や立秋といった暦ではなく、あくまでも感覚だけで感じとるもの。自分基準です。

散歩のおすすめは夏の早朝、ひんやり涼しい時間帯、小鳥のさえずりをBGMに。

 

開店後に始まった「商品」のテコ入れ。商品開発というのはお店のオープン前に行い、その後はひたすら同じものを作り続けるものだ、と考えていた私には、驚きでした。

そして、そのやり方たるや。

研究熱心とひとことでは済まされないくらいのこだわりようで、私に他店の商品を試食、そして試作をさせます。そのやり方も、私が考えているものと違いました。試食というより、ケーキなら、ひとつを完食する。太るし中性脂肪値は高くなるしで、決して役得と言えるものではありませんが、あくまでもお客さまと同じ食べ方をしてどう感じるかを知ることが目的。確かに理にかなっています。

例えば、苺のショートケーキの商品開発。私が最初に作ったものは、スポンジが若干粗くしっとり感がありませんでした。スポンジの口どけがどうしても納得いかないということで、短期決戦で商品を改善することになりました。

お店の休業日を利用して、予め決めておいたケーキ店やカフェ6ヶ所を訪れ、ショートケーキを6個試食、もちろん完食です。集中して食べると、スポンジの食感、クリームや苺とのバランス感、生クリームの種類まで違いが明確で、理想のカタチが見えてきます。その後、スポンジは基本的なレシピと様々な特徴あるレシピで何度も試作、全体のバランスを考えて、生クリームの種類や量、苺のカット方法も決めていきます。そして最終的には、これ!というオリジナルレシピをつくっていくという次第です。

ケーキの4番バッターを揃える、というポリシーのもと、全商品をもっと美味しくもっと美味しく、とその後も改善は続きます。終わりはありません。私は店の出納係で、税理士さんに経理はお願いしていたのですが、売り上げに対しての研究費が他に例のない高さだと言われました。それは、そのまま熱意のバロメーター、誇れることだと思っています。

誰がどんなとき発したかによって意味が大きく変わる「これは売れるよ!」。リップサービスやおだては、ノー・サンキュー。必要なのは、裏打ちされた自信を持って、こう言えるかどうかです。

「これは売れる!」


おわり

モントリオールにお店を出そう。そう決めたので、まず日本で始めることにしました。

それまでの私は、お菓子作りが趣味。手作りならば大概ほめられるということを経験から知っていたので、作ったものを友人や家族に振舞っていました。そして、よく言われるセリフを疑うことなく鵜呑みにしていたのです。

美味しい!これは売れるよ。 

30%ほどをリップサービスとして盛った反応と解釈していましたが、今となってはほぼ100%、食べた側のサービス精神によるものだったと思っています。なぜなら、私が作ったものを食べてコメントをくれた人たちからお代はいただいていないのですから。

お金を支払う代わりの誉めことば。そう言ってしまうと極端かも知れませんが、ヒトがお金を使うには理由がある。このことは、自分のお店をやって初めて実感した事実でした。

「これは売れるよ」と賞賛されたシュークリーム。開店当初がマックス。あとは日が経つにつれて少しづつ販売数が落ちていきました。

その時には、現実を認めたくない私がいました。初日からしばらくは完売。徐々に終了時間が延びて、閉店ギリギリで完売、そして1個、2個と残る日が出てきました。自分一人だったら、そのままズルズルと残る日に耐え切れず、割引で販売、などということを考えたでしょう。いわゆる、縮小均衡の考え方。

それを救ったのは、ワーホリでカナダに行き、たい焼き屋をオープンさせたツワモノ。海外でお店ができる、と思わせてくれた人でした。
http://montrealcake.blog.jp/preview/edit/d190ab3477595a443180fcf80e8f26df 

彼の指示により、お菓子類はショーケースから撤去。商品のテコ入れが始まりました。

つづく

チャーハン
世界の大都市には必ずあるチャイナタウン。どの国にも自分たちのワールドを創り、自国と同じ生活を当たり前のように送っているのを目にするたび、天晴れ(あっぱれ)ということばが心に浮かびます。

文化の架け橋になりたいとか伝統を伝えたいという大義名分があるようには思えず、そこに感じるのは「生きる」ためのしたたかさ。自分たちの文化を売り、何でも商売にしてしまうその商才も天晴れです。

モントリオールも300万人の大都市、例に漏れずチャイナタウンがあります。中華料理店や食材店はもちろん、ベトナム料理の店も多く、小さいながらも事足りるチャイナタウン。フランス語では「カルティエ・シノワ」と呼ばれるこの小さなワールドについつい足が向いてしまいます。アジア人ですから。

中華食材店へ行けば、そば、醤油、味噌、のりなどの日本食材が手に入り、日本と同じ料理を作ることを可能にしてくれます。外国にいると日本食が恋しい、というのはひと昔前の話、今や納豆や大判焼きでさえ冷凍で売られているのですから、冷凍技術と流通インフラの発達に感謝です。

さて、写真のチャーハン。チャイナタウンで足しげく通った中華料理店でいつもオーダーしていたもので、具はホタテの貝柱と卵白、ネギのみというシンプルなもの。「見た目は普通ですが味はとびきり」と続けそうなところですが、本来は「見た目も味もとびきり!」の逸品なのです。

この写真を撮った日は料理長が不在だったのか、いつもと違うプレゼンテーションで出てきました。味は同じなのに、非常に残念。だって、食へのワクワク感を盛り上げてくれるのはまず見た目、右脳に訴える第一印象が料理を美味しくしてくれるのに。

さて、これがあるべき姿。これが見たくて、いつもオーダーしてしまいます。

天晴れチャーハン、こうでなくちゃ!
チャーハン2


 

モントリオールで営業していたカフェ、週末になると、客層が少し変わります。大学生やファミリーが加わって、終日店内もテラスも一層賑やかになりました。

お店からワンブロック南に住んでいたご家族。平日は3歳くらいのお嬢ちゃんがパパとお店に来ていましたが、週末になると奥さんも一緒になって、テラス席でいつものオーダーをします。奥さんはお腹が大きく、旦那さんがマメに動いていました。

「イクメン」という呼び名が先歩きして、現実が追いついていない日本とは大違い。モントリオールのパパたちは、本当によく子どもの面倒を見ます。男性が育休をとるのも何ら珍しいことではありません。 というのも、ケベック州では育休も一部有給、普段の給料の70%をもらえるというのですから、ジョワドヴィーヴル(人生楽しく!)の精神に則れば、それは自然な選択と言えるでしょう。

さて、ある週末、このご家族に奥さんの姿がありませんでした。お腹もかなり大きかったので、いよいよかなと察したところ、ビンゴ!何と、次週の平日に、新しい家族の一員を連れて4人で来店してくれました。

病院のガラス越しに見るような新生児が、パパに抱かれてカフェにいる。聞けば生後5日目とか。何がというわけではないのですが、私は気が気でなく、落ち着かない半日を過ごしました。

それにしても、何と大らかなのでしょう。

そういえばこの奥さん、出産前もアイスコーヒーの一番大きなサイズを、おかわりまでして好きなだけ飲んでいました。妊娠中のコーヒーは控えた方が良いと聞いた気がしますが、あまり神経質にならない方が、よほど精神衛生上良いのでは?と思わせてくれました。

ちなみに、カナダの出産は無痛分娩。痛くないそうです。だからママも復帰が早く病院に入院することもありません。お腹を痛めて生んだ子なんだから、というセリフも聞くことはありません。

こうしてうちの常連さんになった最年少のベビー、平日はパパに連れられて3人で、週末は奥さんも一緒に4人でご来店、いつもとびきりの笑顔を振りまいてくれました。奥さんは出産後ほどなくして仕事復帰をしたようです。

女は強し。

ファミリー




 

モントリオールのカフェメニューはフランス語、その中に「アロンジェ」というものがあります。

アロンジェとは、フランス語で「長くする、伸ばす」という意味で、エスプレッソを長めに抽出したもの。濃いエスプレッソの力強さをお湯で少し和らげたものです。フィルターコーヒーとは違う味わいで、いつも「アロンジェ」というお客さまが多くいました。かく言う私もアロンジェ派。

自分のお店のアロンジェは、毎日試飲を兼ねて飲んでいましたし、いろんなカフェに行っては、アロンジェをオーダー。コーヒー豆の味はダブルエスプレッソで確認するという 同業者のお客さまもいらっしゃいましたが、私はアロンジェの方が「わかる」感じがしました。

これは、どの種類が試飲に向いているというよりは、毎日同じものを飲むということが重要ということ。私の場合は、それをアロンジェと決めていました。

以前、日本の女優さんが、毎朝朝食メニューはきっちり同じものにして決まった時間に食べている、体調を知るバロメーターになるから、と言ってるのを聞いて、プロだなあと感心しました。

コーヒーの味をみるには、女優さんの場合とは逆で、自分の体調を同じにしておかなければなりません。毎日決まった時間に飲むアロンジェでも、寝不足のとき、喉が渇いているとき、など自分の状態でコーヒーの味、というよりは印象が変わりますから。

毎日同じものを同じ時間にオーダーするお客さまたち。彼らに「今日は違う」と思われないよう、それをひとつの指針として商品のクオリティを保つ緊張感。ほとんどが常連さんで、その意識も自然に高まったことは恵まれていたと思います。

どこどこで修行して自分のお店をオープンしたとよく聞きますが、毎日同じ味とサービスを提供し続けることこそ修行のようなもの。オープンしてからが本番。終わりのない楽しい勉強です。

今日はバレンタイン。バレンタインといえばチョコレート。女性が男性にチョコレートを渡して想いを告白できる日と認識しています。

が、そんなことを言うと、四半世紀前の話と笑われそうなほど、最近は聖なる日が形を変えています。義理チョコはもとより友チョコなど、イベント化が年々進んでいて、大量に作れる友チョコレシピも出回り、手伝うママも大変とか。

モントリオールのバレンタインは、恋人のための日、結婚記念日のようなものでしょうか。

この日は、手に花束を持って街ゆく男性をよく見かけます。それがどんな人であろうと、サマになって見えるのは、滲み出る幸せのオーラから。もちろん、チョコレートもプレゼントとして贈られるので、ショコラティエは特別の賑わい。バレンタインディナーを謳い、軽く便乗するレストランもあります。

モントリオーラーの友人曰く、バレンタインは「リセットの日」。お互いに相手を思いやる、そんな良い機会になると言います。花束やチョコレートのプレゼントにバレンタインディナー、「ハッピー・バレンタイン!」を合言葉に、ドラマや映画の中の世界がこの日は普通に行われています。男性が主導というわけでもなく女性も一緒にこの日を盛り上げる。彼と彼女、2人が主役です。

ジョワ・ド・ヴィーヴル(人生楽しく)と男女平等。

バレンタインにも表れているこの2つのことば。毎年2月14日になると思い出し、モントリオールの良い面を再認識する良い機会になっています。

ハッピー・バレンタイン!

chole(ショコラティエ)
https://leschocolatsdechloe.com

ビブロス
朝が早いモントリオールのカフェ。ほとんどのお店が朝食を提供しています。

簡単なクロワッサンやマフィンから卵料理やパンケーキまで、どのお店も工夫を凝らし、朝食専門店もあるほどです。

目玉焼き又はオムレツにハムかベーコンかソーセージ、角切りフライドポテトに甘く煮た豆、フルーツ、トースト、お代わり自由のコーヒーが定番。家庭でも作れそうな差がつけにくい内容ですが、どこどこの卵の焼き加減が最高だ、ベーコンの焼き方はどこが一番だ、などと不思議とネット上の口コミ数が多いのが「朝食」です。

土日は朝昼兼用の「ブランチ」として提供され、人気のお店は行列。雪の中、目玉焼きのために並ぶなんて、どうして?とモントリオール初級の頃は本当に疑問でした。

多民族が共存する街モントリオールには、定番の朝食と一線を画すお店も色々あります。中でもユニークなのが、イランの朝食。初めて行った時には、周囲のお客さんが食べていたものと同じものをオーダーしました。

フェタチーズが入った柔らかいオムレツ、カゴに入ったピタパンとふんわりほんのり甘いパン、自家製ジャムにコーヒー又はペルシャティーは、お店の朝食の看板メニューです。自家製ジャムは、バラやピスタチオ、グレープフルーツなど数種類から選べ、そのエキゾチックな香りにすっかり魅了されてしまいました。

朝食そのものも魅力的ですが、このカフェは窓が大きくて天井が高く、雰囲気も◎。
ここの朝食のためなら10分や20分雪の中で待つのも良しと思えるのは、モントリオール上級昇格と甘いジャッジを下すとしましょう。

 Byblos
 http://bybloslepetitcafe.ca

モントリオールで営業していたカフェは、90%が常連さんでした。いや、90%のお客さまが常連になってくれたという方が正しいかも知れません。

しかもその常連度、半端ではありません。ほぼ毎日、または決まった曜日に同じパターンでご来店、同じオーダーをします。「ルーティーン」ということばが流行る昨今、彼らの行動はまさにそれ。

コーヒーメニューはともかく、毎朝大きなバナナマフィンを2個召し上がるお客さまには、たまには違う種類を試してみれば良いのに、と思いましたし、健康のためのランニングの途中で立ち寄り、チョコチャンククッキーとホットチョコレートをオーダーするお客さまには、お節介なアドバイスをしたくなりましたが、ほとんどのお客さまがこの調子。オーダーがブレることはありませんでした。

一日の大半をカフェで過ごすお客さまも少なくありません。平日は仕事をする人々、土日は勉強をする学生たちがカフェをカフェたるものにしてくれました。長居は大歓迎。心地良い証拠ですから。

満席の店内は、どのテーブルもリンゴのマーク。ほぼ100%がアップルコンピューターということも驚きでしたが、大学生が良く勉強すること、ノマドワーカーが多いことなど、話には聞いていたことは本当だということがわかりました。

朝はコーヒーとマフィン、昼にはサンドイッチやサラダなどのランチ、食後のコーヒーとおやつにクッキー、そしてまたコーヒー、何度もレジに来てはオーダーしてくれます。あらゆることにおいて日本人とは違う行動パターンに触れるうち、文化の違いの面白さを実感。何故だろう?と考えるようになりました。

恥ずかしながら、大学時代の専攻は「国際文化」。机上の理論や言語だけで日本との違いを捉えていた自分のなんと浅はかなこと。実感に勝るものはなく、そこからが始まりだと「実感」しました。

東カナダ菓子を通して、文化を深掘りしていく。
私のライフワークです。

キャロットケーキ
初めてキャロットケーキを食べた時のことは今も忘れられません。18年前のロンドンでのことです。

人参が入っているというのにそれを感じさせない魅惑のスパイスの香り、生地のしっとり感とナッツのコントラスト、外に塗ってあるクリームも初めての味。見た目は決して美しくないのですが、その「外国っぽさ」にすっかり魅了され、 当時日本ではほとんどお目にかかれなかったキャロットケーキを思い出しては、いつかまた食べたいと思ったものです。

そのキャロットケーキとの再会を果たした地はモントリオール。定番ケーキとして、どのカフェにも置いてあります。多少の違いはあれど、どこで食べてもハズレなし。スライス面が手の平ほどある大きなサイズですが、ペロリといけてしまう美味しさです。

外国の味、キャロットケーキ。どの国で食べても同じだと思っていたら、そうでもないようです。アメリカのキャロットケーキはとにかく甘い。マフィンもパウンドケーキも全てにおいて甘く、モントリオールのそれらとは違います。モントリオールの、特に食においてのこだわりは、フランスのDNAによってしっかり受け継がれているのでしょう。

食べものが美味しい。個人的な判断基準ではありますが、これは私がモントリオールそして東カナダが好きな大きな理由のひとつです。

フランスとアメリカ、双方のいいとこ取りをしたようなモントリオールのお菓子たち。ケベック州以外、トロントやプリンスエドワード島ではイギリス菓子が主流ですが、こちらもハイレベル。スコーンやショートブレッドは本国を凌駕する見た目とお味です。東カナダのお菓子は、フルーツやナッツをたっぷり使い、素材の味が活きているのが特徴。そこに自由な発想で定番にバラエティーと楽しさという新しいエッセンスを加えています。

キャロットケーキを取り上げたので、人参についても触れておきましょう。ケベックの人参は色も味も濃く、しっかりと人参の味がします。オーガニックならなおさらです。土の違いか種の違いか。日本では味わえない人参で作るキャロットケーキは、まさに本場の味。機会があれば手作りで。ブラックコーヒーかストレートティーと共にどうぞ。
 

インターネットの普及で無料の情報が溢れる時代、料理やお菓子のレシピがいくらでも手に入るようになりました。

小さい頃からモノを作るのが好きで、初めて手にした『お菓子も作っていい?』というレシピ本は、穴が空くほど眺めて読んで、小学4年の頃から、クレープやクッキー、プリンにマシュマロなどを学校が休みのたびに作っていました。今思えば、この1冊が全てだったことは、私にとって幸運だったと言えます。

というのは、迷いがないから。

同じレシピで作っているのに上手くできる時もあれば失敗することもある。なぜだろうと考えます。『お菓子も作っていい?』は私にとってのバイブルでしたから、レシピがおかしいなどと疑うことはしませんでした。何度も作って、上手くできる確率が高まってくると、そうか!とコツが掴めてきます。他にもレシピが沢山あって、これは上手くいかなかったから次、と変えていたら、いつまでたっても「そこ」にたどり着けません。

同じものを同じレシピで何度も作る。今、生徒さんにするアドバイスは、この時には理論的には理解していなかったけれど、職業としてモノを作るようになってから、深く腑に落ちた最重要ポイントです。

え?そんなこと?と思われるかも知れませんが、1回より3回、3回より10回、100回、1000回と作り込むほどそれが自分のものになります。その先にアレンジや改善ができるようになる、そういうしくみです。

モントリオールでも人気のカフェは1日に1000杯近くのコーヒーを提供し、ベーグル店では10000個以上のベーグルを焼いています。私も試行錯誤を経て完成させたひとつのレシピを繰り返し作ることで、私のマフィンやビスケット、スコーンにベーグルができあがっています。

レシピをたくさん集めることはナンセンス。
レシピはひとつでいい。 それをひたすら作りましょう。

バイオリン1
モントリオールで営業していたカフェの向かいに、バイオリンの修理工房がありました。

北米全土、そしてヨーロッパからも、バイオリンはもちろん時にはチェロなどの修理依頼がひっきりなしに来るこの工房、その信頼度、技術度の高さが伺えます。それは経営者や職人さん達のお人柄にも表れていて、カフェの常連さんだった彼らは、みなさん感じの良い方ばかり、穏やかな紳士淑女のチームとお見受けしました。

このチームが夏の終わりに開催するマイス(とうもろこし)収穫祭にお招きいただいた時のこと、工房の中を見学したいと申し出たところ、快諾し丁寧に案内してくださいました。

細いらせん階段を上がると、2階、3階に幾つかの小さな部屋があります。修理待ちのバイオリンが整然と並んだ部屋、道具箱や部品と共に修理中のバイオリンが横たわる部屋、そして修理が終わって主人(あるじ)を待つバイオリンや弓が並ぶ部屋などなど。この小さな工房は、『全てはバイオリンのために』という表現がぴったり。そしてここで働く職人さん達も。

彼らは、もともとオーケストラなどでバイオリンを弾いていたので、この楽器を知り尽くすスペシャリスト。持ち合わせた絶対音感から、微妙な音の調整もお任せくださいという技術的な自信と、バイオリンが好きで好きで仕方ないという愛を持った方たちばかりです。その語り口調からも、バイオリンに対する想いが溢れていました。

こんな素敵な楽器が弾けたら、どんなに楽しいことでしょう。弾くことは難しいまでも、バイオリンの演奏を聴くことが特別なものになりました。この工房に出会ったおかげです。

Wilder & Davis
http://www.wilderdavis.com/en/luthiers

バイオリン2



カナダの公用語は、英語とフランス語。この事実を、恥ずかしながらモントリオールに興味を持つまで知りませんでいた。
 
モントリオールに初めて行った時、一番驚いたのは、会う人会う人皆バイリンガルということ。 当時、フランス語は全くわからず、英語で通そうとする私に合わせて、フランス訛りからインド訛り、もちろん流暢な人もいましたが、色んな英語で接してくれたこの街の人々に感激。中学からコツコツと英語を勉強してきたのに、話すとなると幼稚園児のような単語の羅列しか口にできない自分に愕然としましたが、この時に知ったモントリオールの人々の英語が、私のその後の語学に対する考えを変えてくれました。

日本では、「ネイティブ」というキーワードが、語学学校の広告に重宝され、そこにこだわりがちです。しかし、モントリオールは多民族が共存する街。ほとんどがネイティブでない英語で成り立っています。そうか、これでいいのか、と思えたと同時に、伝達や理解という「ことば」の本来の役目に改めて気付かされた感じがしました。

もう今さらネイティブの発音になるのはほぼ不可能。ならば実らぬ努力をするのではなく、語彙をひとつでも多く覚えたほうが良い。そんな考えと同時に良い意味での開き直りができました。

モントリオールの英語はネイティブでないだけに、聞き取りやすくて実用的。
I don't eat apples. ではなく、I'm not apple eater. など、英語らしい表現も、語学学校ではなくモントリオールの街で覚えました。

この街では、皆がバイリンガルになれるはず。地元で生まれ育った人はフランス語と英語、移民でやって来た人々は、母国語とフランス語または英語。日本人でも中学レベルの英語をもってモントリオールで過ごせば、レベルアップはしやすいと思います。そして、日常にフランス語も飛び交っていますから、そのうちフランス語も。語学を学ぶ穴場かも、メリット多いですよ、モントリオール。
 

今日もたくさん焼きました
マフィン2
マフィン1
 

トラネコ
モントリオールで営業していたカフェの帰り道、美容院の窓際のいつもの光景。

ヒョウのような猫2匹と、お揃いのカットクロス(髪を切るとき首に巻くもの)。ヒョウ柄好きではないけれど、オーナーさんはきっと猫好き、美容院の雰囲気は、この猫たちによって創られている感じです。仕事の帰り、心地よい疲労感とこの光景がぴったり合って、私の日常になっていました。

こんなことを書くと猫好きのようですが、実は猫アレルギーだった私。

好きとか嫌いの問題ではなく、猫に触れたり近づいたりすると、鼻と目が猛烈にかゆくなり涙が出てきます。中学生のころ、猫を飼っている友人の家に遊びに行った時に発症して以来、猫はNG。避けて生きてきましたが、期せずして触れ合う機会があったりします。

大学時代、初めて行った美容院にも人懐っこい猫がいました。知らずに入ってしまい、カットが始まってから膝の上に乗ってきたのです。美容師さんにアレルギーのことを告げる前に「かわいいでしょ?うちの猫ちゃん」と始まったので、調子を合わせて言いそびれ、、カットが仕上がる頃には号泣状態。髪型が気に入らないわけでも失恋したから髪を切りに来たわけでもないのに、美容師さんに要らぬ想像と心配をさせてしまいました。

この光景を見るたびにその時のことを思い出します。そして、もうひとつ思い出すこと。
『やっぱり猫が好き』

昭和が平成に変わる頃、深夜に放送されていた三姉妹と一匹の猫が繰り広げるシットコム(シチュエーション・コメディ)。猫は苦手だったけれど、もたいまさこさん、室井滋さん、小林聡美さんのキャラクター設定、絶妙な掛け合いと空気感が好きで、寝る前にゴロゴロしながら観るのがお決まりでした。

さて、私の猫アレルギー。
不思議なことに、モントリオールでは発症しなかったのです。それどころか、アレルギーがなくなったようで、猫を抱いても何ともなくなりました。どうして?猫の種類がちがうのか、ノミやダニがいないのか、はたまた私の体質が変わったのか?アレルギーがなければ猫もかわいく、猫を飼うのもいいかなと思えます。

今では『やっぱり猫が好き』




雪すべり2

モンロワイヤルへ出かけましょう!

そこは、雪国ならではのお楽しみ、ウインタースポーツのパラダイス!スキーにスケート、クロスカントリーと、モンロワイヤルの地形を活かした冬のアクティビティを求める人々で賑わっています。さあ私も!と続きたいところですが、「滑る」スポーツは得意でないのですよ、残念ながら。

スケートは2〜3回しかやったことがありませんが、中学生の頃、転んでお気に入りの服が破けたのを最後に、もうやるものかと心に決めました。スキーを始めたのは20歳を過ぎてから。「私をスキーに連れてって」からのブームに乗って、若者がこぞってゲレンデへ向かった時代です。ウェアと道具にOLの薄給2ヶ月分を使い、せっせと雪山に通ったのですが、全くうまくならない。というか、子どもの頃からやってる人には敵わない、と感じたのです。英語と同じですね。
時間とお金の無駄だと思い、やめました。

と、ウインタースポーツには 、あまり良い思い出がない私。ところがある日、誘い上手な友人家族に連れられ、モントリオールの雪山、モンロワイヤル山頂行きのバスに乗っていました。山頂行きといっても、特別なものではありません。市営バスのルート内なので、モントリオール市内からなら$3で行けます。手ぶらでバスに乗った私たち。スキーでもスケートでもないオモシロイものがあるらしく、それが目的です。

バスに揺られること15分、モンロワイヤル山頂に到着し、目に入ったのは、スケートをする人々と何やらタイヤのようなものに乗って斜面を滑り降りる人々です。「チューブ」と呼ばれるこのアクティビティ、初心者だろうが関係なく、子どもも大人も楽しめます。だって、ゴムのチューブ(タイヤ)に乗ったら、あとは身を任せて滑り降りるだけですから。
斜面は緩やかに見えますが、これが結構スリリング。最初は恐怖で大声、いや奇声をあげてしまいましたが、そのうちどんどん楽しくなります。子どもも大はしゃぎ。キャーっという叫び声とともに凄い勢いで滑っています。11歳までは$4、12歳以上は$9の1日券で滑り放題。手ぶらで気軽なモントリオールの「ウインタースポーツ」

いやー、本当に楽しいですよ。

ただし、リフトはございません。
斜面を登るのは自力で。。
雪すべり1


 

冬
モントリオールの冬は長い。
クリスマス辺りから雪が降り始め、厳しい冬が始まります。体感温度がマイナス30℃なんて日もあり、そんな日は、泣きたくなる位寒いのですが、泣いたら涙が凍ります。
20代の頃はひどい冷え性だった私。果たしてこの極寒を乗り越えられるかと不安だったのですが、そこは歴史と知恵ある街。冬を少しでも快適にするしくみや工夫、アクティビティがあちこちにあります。

まず、家の中。寒い外から一旦家に入ると、セントラルヒーティングが効いていて、そこは常春。アンダルシアかしら?って感じです。室内では年中Tシャツでいられるほど、とても快適。
また、マンションには、たいがい温水プールやサウナがついていて、外が吹雪いていようが楽しく泳ぐことができます。外出する必要がない日は、外が寒ければ寒いほど優越感に浸って泳いでいました。
また、皆が外に出たくないので、レストランのデリバリーは充実し、地下街においては、そこでマラソン大会ができてしまうくらい発達しています。
一度冬を越すと、インフラ面では問題ないと確信できました。

そういうことを周囲のケベコワ(ケベック人) に話すと、必ず否定的な意見を返されます。
一年ならね、何とかなるよ。でも、長く居ると嫌になる。ケベック州がうつになる確率が高いのは長い冬のせいだ、、云々うんぬん。

これまで、5回の冬をモントリオールで越した私の結論。個人的な意見ではありますが、
モントリオールの冬は寒いけど、過ごし方次第で快適に、気の持ちようで楽しくなる。

しかも、年々寒さに強くなり、今では冷え症でなくなりました。
当時はババシャツと呼ばれていた下着(今でいうヒートテック)を2枚、シャツにセーターにコートと、トータル5〜6枚の重ね着をしていたのが嘘のよう。今では3枚で充分だし、足先や指先が冷たくて動かない、なんてこともなくなりました。
厳しい環境がヒトを鍛えるのは、メンタル面、フィジカル面、両方なのかも知れません。
考えてみれば、私にとって冷え症でなくなったことはモントリオールに住んだ中でも5本の指に入る大きな収穫。

夏や秋の素晴らしさは言わずもがな。
厳しいだけでない冬も、私は好きです。
 


ずーっと前から、やろう、やろう、やってみよう、と思っていたブログ。
フットワークは軽いほうですが、ブログを書くことにはかなりの期間躊躇していました。モントリオールでお店を始めた頃から考えあぐねていたので、かれこれ7〜8年になります。

実名で書くことへの抵抗、匿名で書くことへの後ろめたさ。内容も、自分の書けるものを、でも自己満足に終わらぬよう、と悩みに悩んで。モントリオールという方向性だけを決め、ひたすら足踏み状態。何度、アメブロでアカウントを作り直したか知れません。

そんな重い、重ーい腰を上げるきっかけになったのは、池田勇人さん。イケハヤと呼ばれる超人気のブロガーです。
知人から彼のブログを勧められ、どうせ今の若い人たちの世界でしょ? 私には縁遠いわ、と、読んでみると、、凄く面白い!
文章がテンポよくサクサク読める上、言ってることがいちいち本質をついています。
私のような凡人とは違う、、天才です。

http://www.ikedahayato.com/


匿名の輩に批判されることもあるようですが、イケハヤ節は今日も健在。毎日何度か更新される記事を読むことが、すっかり日課になりました。そして、今年の元旦、彼のブログ塾に入塾。

匿名か実名かという迷いはなくなり、やるなら実名。だって、そのほうがカッコいいじゃないですか。
イケハヤさんは、「イケダハヤト商店」を着々と育てています。自営であろうとサラリーマンであろうと、キャリア形成って、そういうことだと思います。個で勝負しようと腹をくくれば、言い訳できなくなりますし。

さて、最近、イケハヤさんがが注力しているのが有料記事のnote。勧められたので、私も作ってみましたよ。「ヤマナシヒトミ商店」としては、東カナダが売りなので、第一弾は「モントリオールベーグルの作り方」

ベーグルを作ってみたいと思っている方、きっかけはご用意しました。
あとは、やるだけです!!


モントリオールベーグルの作り方
https://note.mu/montrealcake

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