ハリファックス
モントリオールを19時に出発してから22時間。1346kmの旅は、車窓を絶え間なく移り変わる風景と3回の食事に、飽きることなく無事終点ハリファクスに到着しました。

ちなみに運賃は片道約CA$250。繁忙期前でしたので、随分お得なディスカウント価格で購入できました。たまたま買えたらラッキーです。定価はCA$600以上ですので。

さて、ノバスコシア州の州都、ハリファクス。海に面したこの街に到着した瞬間、潮の匂いに懐かしさがこみ上げました。故郷に戻って来たような。海があると落ち着くのは、幼い頃から染み付いた感覚なのですが、どこの海でも同じように感じるのは、海がつながっている故なのかも知れません。

ハリファクスから見える海は、ヨーロッパにもインドにも、そして日本にもつながっています。今から100年以上前、豪華客船タイタニック号の海難事故が起こったのが、ここから1130km離れた海の上。惨事の後、救助の拠点となったハリファクスには、現在も多くの犠牲者が眠っています。また、大西洋海洋博物館には、タイタニック号ゆかりの品が数多く展示されていて一見の価値ありです。

タイタニック号は1997年の映画『タイタニック』でその名が広がりましたが、私にとってのタイタニックは、『ニューホライズン』中3の時の英語の教科書です。
「新しい地平線」という希望に満ちあふれた名前の教科書と、その中の悲劇の物語があまりにも対照的だと思ったのを覚えています。今思えば、かわいくない中学生でした。

タイタニック1

タイタニックの食事メニュー
タイタニック3

タイタニック号で使用されていた食器
タイタニック2