きっかけの街 モントリオール

モントリオール製菓学校公式ブログ。 モントリオールのこと、お菓子のこと、北米の日々を綴ります。

タグ:#ケベック

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ケベック産ビールの陳列が乱れておりましたので、きれいに並べ直しました。

アメリカなど他国のスーパー、食料品店では必ず行う、ケベックの商品チェックです。

ケベックの商品が置いてあるかの確認と、あればキチンと並べ直す、という一連のルーティーン。

強引な旦那は、陳列幅を広めたりするので、店員さんに怒られないかと内心ヒヤヒヤしますが、ここまで 自国(Nation)への愛が強いのは、ケベックならでは。

生まれ育ったわけではない私ですら、そこへの愛着はどんどん大きくなり、魅力は計り知れないと感じます。

さて、写真の La Fin du Monde(世界の果て)という名のビール。もちろん飲んでおります。
但し、このビールを飲むのは、翌日の予定がゆっくりの時。アルコール度数が8%と高く、かなりしっかりした味わいのビールなので、お酒好きの方向けです。
冬でも美味しく味わえますので、見かけたらお試しを。

 

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心を揺さぶられた映画です。

1960年代のケベック、大きく変化する時代に生きる女性たちが描かれています。

その生き方がカッコいい。

邦題は『天使にショパンの歌声を』

日本での上映は終了していますが、みなさん、特に女性に観ていただきたい作品です。

何かの「きっかけ」になるかも知れません。




山登り1
これといって継続しているスポーツはないのですが、歩くことやハイキングは好きです。
ハイキングは、山頂に登った時の達成感や景色はもちろんですが、険しい山を登る場合は別として、その過程が楽しいと感じます。緩やかな道を登りながらの、とりとめのないおしゃべり。緑も目に心地よく、空気もおいしい。

モントリオールから西に32キロのところに位置する、日帰り登山にちょうど良い、モン・サン・ティレール。(Mont-St-Hilaire)
この日は、ゆっくりとブランチを食べてからモントリオールを出発し、登り始めたのは午後3時過ぎ。それでも昼間の長い夏なら充分楽しめます。

何の下調べもなく行ったのですが、山頂からの景色は想像以上にすばらしいものでした。

お弁当を持ってきて、ここで食べたら最高!とは思いますが、トラベル・リーン(travel lean)つまり、身軽に動くことを優先している旦那の教えで、いつも荷物は最小限、お弁当なんてもってのほかです。この日も、荷物はカメラとタオルだけ。

さて、下調べしなかったかわりに、後からモン・サン・ティレールについて調べてみると、、
平地から隆起してできたこの山は、ケベックで最も古い落葉樹の森があるということで、ユネスコの生物圏保護区に指定されています。絶滅危機にある植物や動物(ほ乳類、鳥類、爬虫類、両生類)が生息している貴重な場所だとか。そういえば、モントリオールの公園で見かける「リス」とは違う「シマリス」がいました。
シマリス
そうだとわかっていたら、細部を探してばかりでおしゃべりもせず、全体を楽しめなかったかも。知識があるのも良し悪し。まさに「木を見て森を見ず」にならないことが、こんな気軽なハイキングを楽しむコツなのかも知れません。
山登り2

 
 

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