きっかけの街 モントリオール

モントリオール製菓学校公式ブログ。 モントリオールのこと、お菓子のこと、北米の日々を綴ります。

カテゴリ: ことば

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冬季オリンピックが終わりました。今回、アメリカでも観る機会があり、競技やパフォーマンスの捉え方が日本とは少し違って面白かったです。

例えば、フィギュア女子、カナダのオズモンド選手のパワフルな滑りは大絶賛されていました。繊細さに欠けるとか、そんなの関係なし。滑りと共に解説も力強く、Wow(ワオ!)の連発でした。また、ショートプログラムが終わった時点では、ロシアの2選手どちらが勝つかということで話題はもちきり。3位以下の選手が逆転することは想定外で、2人の金銀は確定したも同然という感じでした。気の毒なのはアメリカ代表。3名とも結果が振るわず、テレビで流されるのは、ロシア2選手の華麗な場面とアメリカ3選手の転倒の瞬間ばかり。わかりやすいと言えばわかりやすいのですが、悪い場面はあまり流さない日本とは違います。こうして鍛えられる部分も大きいのでしょうけど。

日本の結果総括は、飛行機の中で観ました。NHKニュースの中で、平昌大会を20分程度にうまくまとめてあるものがあり、機内で何度も繰り返し観てしまいました。
日本中心、しかもメダリスト中心に編集したものを何度も観たくなるのは、歳をとった証拠かも知れません。

最近、日本の友人とのやりとりで「そだねー」と返されることが多く、頭の中に小さなクエスチョンマークが芽生えておりましたが、そういうことだったのか、と、遅ればせながら知りました。何故ゆるい返信をする?キャラが変わった?と、不審に思っていましたが、スッキリ合点がいきました。

この結果総括は英語版でも観ましたが、個人のキャラクターを反映したものの言い方や感情表現は、なかなかうまく訳せないものです。"really happy" にも日本語での表現には大きな幅があるものだと改めて思ったりしました。ちなみに英語版では、そだねー(sodaneー)は、そうだね(soodane)と発音されていましたし。
違う!そこが肝なのに、と瞬時に判断できるのは、日本語ネイティブだからこそ。言葉の面白さも発見したオリンピック総括でした。

モントリオールの公用語はフランス語ですが、ほとんどの人がバイリンガル、英語が通じます。

それに加え、多くの移民が母国語を守っているので、トリリンガル率はカナダの都市の中でも群を抜いて高く、21パーセント。実に、5人に1人は3ヶ国語を話すということになります。
ちなみに、トロント、バンクーバーがそれぞれ11%、10%ですから、フランス語が公用語として守られている効果がしっかり表れていると言えます。

トリリンガルのうち、フランス語と英語以外で一番多いのは、、

なんとアラビア語。

感覚的にはイタリア語かポルトガル語では?と思いましたが、確かに中近東からの移民が多いので納得です。

ちなみに日本語はというと、このマップにも載っておりません。(フランス語と英語以外の母国語分布マップ)
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少々寂しい気もしますが、その分日本人が少なく、外国語習得にはうってつけの環境とも言えるのかも知れません。

モントリオールへいらっしゃい!


カナダの公用語は、英語とフランス語。この事実を、恥ずかしながらモントリオールに興味を持つまで知りませんでいた。
 
モントリオールに初めて行った時、一番驚いたのは、会う人会う人皆バイリンガルということ。 当時、フランス語は全くわからず、英語で通そうとする私に合わせて、フランス訛りからインド訛り、もちろん流暢な人もいましたが、色んな英語で接してくれたこの街の人々に感激。中学からコツコツと英語を勉強してきたのに、話すとなると幼稚園児のような単語の羅列しか口にできない自分に愕然としましたが、この時に知ったモントリオールの人々の英語が、私のその後の語学に対する考えを変えてくれました。

日本では、「ネイティブ」というキーワードが、語学学校の広告に重宝され、そこにこだわりがちです。しかし、モントリオールは多民族が共存する街。ほとんどがネイティブでない英語で成り立っています。そうか、これでいいのか、と思えたと同時に、伝達や理解という「ことば」の本来の役目に改めて気付かされた感じがしました。

もう今さらネイティブの発音になるのはほぼ不可能。ならば実らぬ努力をするのではなく、語彙をひとつでも多く覚えたほうが良い。そんな考えと同時に良い意味での開き直りができました。

モントリオールの英語はネイティブでないだけに、聞き取りやすくて実用的。
I don't eat apples. ではなく、I'm not apple eater. など、英語らしい表現も、語学学校ではなくモントリオールの街で覚えました。

この街では、皆がバイリンガルになれるはず。地元で生まれ育った人はフランス語と英語、移民でやって来た人々は、母国語とフランス語または英語。日本人でも中学レベルの英語をもってモントリオールで過ごせば、レベルアップはしやすいと思います。そして、日常にフランス語も飛び交っていますから、そのうちフランス語も。語学を学ぶ穴場かも、メリット多いですよ、モントリオール。
 

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