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横浜中華街の関帝廟(かんていびょう)、商売の神様として横浜の華僑を守っていますが、夜に行くと昼間とはまた違った荘厳な雰囲気が漂っています。

現在の建物は4代目、関帝廟は日本の開国とほぼ同時期にその歴史が始まり、横浜中華街を見守り続けてきました。1859年の横浜開港からわずか3年後に関帝廟のはじまりと言われる小さな祠が開かれ、1871年に華僑たちの募金によって本格的な初代関帝廟が建てられたそうです。

その後、日本に起こった惨事をすべて経験してきた関帝廟。それでもなお建て直し、しかもそのたびにグレードアップしているのがすごいです。

まず、1923年の関東大震災で壊滅的被害を受けた後は、横浜中華街復興の象徴となった2代目関帝廟。
続いて、1945年に第二次世界大戦中の横浜大空襲で焼けた後には、横浜のみならず、東京、神戸、大阪の華僑から浄財を集めて3代目を再建しました。
次の惨事は1986年の火災、しかも元旦。奇跡的にご本尊関羽と観音媽(中国の女神)、地母娘娘(中国の古代天地創造の神話に由来する神明)の像は難を逃れましたが、廟の焼失は大きな衝撃でした。それでもただでは起きません。横浜関帝廟再建委員会なるものが発足し、2,000人を超える人びとから寄せられた募金はなんと6億円。華僑の強さここにあり。こうして、現在の4代目関帝廟が完成したのが1990年です。

風水とか占いとか、全く信じませんが、やはり関帝廟はそれ自体に引き寄せる何かがあるように思います。実際、個人的には関帝廟通りは中華街大通りよりも好きで、横浜中華街に行くと必ず通っていますし。関聖帝君(関羽)という西暦160年前後の後漢、三国時代にかけて活躍した実在の武将がお祀りされているからかも知れません。

ちなみに、関帝廟は世界中の中華街にあるとか。モントリオールの中華街でも探してみようと思います。