きっかけの街 モントリオール

モントリオール製菓学校公式ブログ。 モントリオールのこと、お菓子のこと、北米の日々を綴ります。

カテゴリ:モントリオール > モントリオールのサロン・ド・テ

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近年、お茶がポピュラーになっているモントリオール。フランス文化を頑なに守り、カフェが生活の一部というこの街にあって、サロン・ド・テ(ティールーム)は、ちょっと特別な場でもあります。

私自身、普段が「カフェ」だからかも知れませんが、ティールームに行くのは、いつもと違う理由がある時。カフェのように、ちょっと立ち寄るのではなく、同じ時間でも違う感じ方ができる場所として、わざわざ行くことが多いです。

特に、このティールーム Cardinal はスペシャル。真っ赤なドアを開けると、2階まで吹き抜けになった高い天井と大きなシャンデリア、アンティーク家具が目に飛び込んできて、別世界へ足を踏み入れたような、不思議の国のアリスのような気分になります。
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メニューはシンプルで洗練されたものばかり。お菓子は素朴な焼き菓子中心ですが、英国ともちょっと違う、モントリオールらしいお茶菓子です。スコーンやサンドイッチもあり、どれもセンスが良くて美味しい。さすが Sparrow (こちらもお洒落なレストランです)が手がけたお店です。
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ビクトリア時代にタイムスリップできるのは、木金土日のみ。木金は11〜19時、土日は20時までの営業です。

Salon de Thé
Cardinal



お茶
モントリオールのお茶屋さん、カメリア・シネンシス(Camellia Sinensis)。

もともとカフェ文化のモントリオール。メニューに紅茶やハーブティーはあっても、申し訳程度の地位だったのが、どうでしょう、近年は「お茶」がすっかり市民権を得ています。

カルチェ・ラタンにあるカメリアの店舗は、サロン・ド・テ(喫茶室)とお茶の量り売りを併設していて、ひっきりなしにお客さんが訪れています。販売されている茶器も、日本茶用、中国茶用、紅茶用と色々揃っていて、家でもお茶を飲む人が増えたことがうかがえます。

私はどちらかと言えばカフェ派ですが、ここでしばし時間を過ごしたくなるときがあります。

心がざわざわしているとき、気持ちが下降線を描き始めたとき。

店内では、電話、パソコンは禁止。もちろんネット環境はないので、ひとりでゆっくりしたり、人とおしゃべりしたりするには最適です。照明もいい具合に抑えられていて、店員さんの接客も控えめ、説明通りにお茶を淹れると、心が浄化されます。

いつも、行くのは午後遅めの時間。お茶をゆっくり飲んだ後、外へ出るとすっかり暗くて空気は冷たい。でも、心は満たされています。ここを出たとき、いつも同じ心持ちになる。こういう場所がひとつあるのは幸せです。

さて、わたくし、茶どころで育ったので、毎日の生活は緑茶と共にあったのですが、こちらの緑茶は産地別、”Okabe” や ”Mobata“ などという、日本人でも知らないような、でも私には懐かしい地名がメニューにあるではないですか。

しかも、Mobata の茶園は、幼なじみのお姉さんの嫁ぎ先。まさか、モントリオールでこんな出会いがあるとは。

世界は広くて狭いです。

Matcha
抹茶に抹茶トリュフはカナダ流。これも美味なり。



Maison de Thé
Camellia Sinensis


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