きっかけの街 モントリオール

モントリオール製菓学校公式ブログ。 モントリオールのこと、お菓子のこと、北米の日々を綴ります。

カテゴリ: 上海

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シカゴのアップルストアを手がけたのは、上海に行ったとき、「おっ」と目を引いたこの建物をつくったのと同じ建築設計会社でした。

Foster+Partners

建築を知る方なら、必ず知っている名前だと思います。また、ウェブサイトを見ると、世界各都市で、誰もが一度は目にしたことがあるような、現代建築史上の名作ばかり。国際的な建築設計組織とはいえ、世界45カ国で300以上のプロジェクトを遂行しているとは圧倒的です。
Foster+Partnersは、ロンドンで建築家 Norman Foster(ノーマン・フォスター)氏によって1967年に設立されたとのことですが、わずか60年余りの間に、これだけのものを生み出しているとは、突き抜けて素晴らしい業績です。国境を越えて、次世代に、そしてみんなの心にも残るような作品を生み出し続けるなんて、すごい。

現在は、月面の砂を素材に3Dプリンタで制作する月面住宅、NASAがバックアップする火星への住宅建設など、建築の革命ともいえるプロジェクトに次々と取り組んでいるとか。

いつか月面や火星に住めるようになるのかしら。

夢は膨らみます。



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上海へ行くと、よく食べます。

紅焼肉(甘い豚の角煮)や上海やきそば、小龍包などの名物料理はもちろんマスト。毎回下調べをしては、気になるレストランでいただだきますが、「食事」とは呼べずとも、街のあちこちに好奇心をそそる「食べもの」が溢れていて、飽きることがありません。

そして、街角にこんな行列ができていたら並ばずにはいられず、、「梅干菜焼餅」とはなんぞや?と、どんなものかもわからずに並び、一番オーソドックスなものをオーダーしてみます。

オーダーを聞いてから、奥の女性がパン生地のようなものに梅干菜という甘酸っぱい高菜漬けのような漬物を包み、それを平たく伸します。その生地を男性がタンドーリのような釜に入れて、多分壁に貼りつけて焼いて出来上がり。その間わずか3分ほどでしょうか。
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シンプルで美味しいです。ナンよりもピタに近い生地に梅干菜のアクセント。一度でファンになってしまいました。
そしてお値段はわずか3元(50円)、驚きの安さです。更に驚いたのは、これを電子マネーで支払えること。

食のバリエーションと価格幅、支払などのインフラの進化、色んな要素がちぐはぐなのに、前へ未来へどんどん進みながら帳尻を合わせていく上海。楽しいです。



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上海ではよく歩きます。

街の魅力と進化に掻き立てられる好奇心。興味の対象はや大きさは人それぞれですが、個人的には「街」という観点からすると、モントリオールと上海がダントツ双璧です。

今回はブーツで行ったのですが、予定以上に(?)歩き回り、途中疲れたので、上海ブランドの靴 Feiyue (フェイユエ)を買いました。
このブランド、もともとカンフーシューズから始まっただけあって、履きやすい。キャンバス地のカンフーシューズに近いバージョンもありますが、今回買ったのは、カジュアルすぎず堅すぎず、どんなファッションにもマッチしそうな素材とデザインのものです。

この靴に履き替えたら、楽すぎて履いているのを忘れました。

後からiPhone のヘルスアプリで確認すると、この日は15km、翌日は20km歩いていました。しかも全く疲れずに。

運命の出会いでした。


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上海錦江飯店(Jin Jung Hotel)で朝食です。
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焼きたてパンもありますし
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フルーツも、洋食も中華点心も。バラエティ豊富な朝食ビュッフェです。
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クロワッサンにも惹かれましたが、蘇州麺にしました。

普段、ラーメンはあまり食べませんが、この蘇州麺は別。何とも優しい味わいで、かなりの頻度で無性に食べたくなります。

そして、上海では、蘇州麺を朝から食べるのがいい。これで始まる上海の朝、これで終わる上海の夜が好きです。


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極上のアフタヌーンティをいただいた、ウォルドルフ・アストリア。
1910年に建築された、ネオ・ルネッサンス様式の旧上海クラブを改装して2010年に開業した、ヒルトンの最高級ブランドです。オークラガーデンホテル(花園飯店)の低層階がフランス系の社交クラブだったのに対し、上海クラブは英国系の社交クラブでした。
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大きな大きなシャンデリア、思わず見とれてしまいます。
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この日は結婚式が行われていまいた。これから披露宴のようです。
外灘で披露宴なんて、最高です。
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租界時代、各国の「欲」がせめぎ合った上海。

住所は外灘2号。ここに来ると、その時代へ思いを馳せずにはいられません。


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錦江飯店(Jin Jung Hotel)と茂名南路( Mao Ming Nan Road)を挟んで建つ、花園飯店。日本のホテルオークラが運営している、上海で唯一の日系ホテルです。

1990年に開業しましたが、低層部分は1926年建物、旧フランスクラブを改装したもので、上海市から「優秀歴史建築」に指定されています。バロック様式の外観から、旧フランス租界の時代が感じられます。

さて、このフランスクラブ、太平洋戦争終了後アメリカ軍の所有となり、後に中華人民共和国の成立により国有化されます。その後、毛沢東主席が滞在したり、錦江倶楽部と改名されたりという歴史を重ね、花園飯店の建設により、現在の形に落ち着きました。
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明るく広々としたロビー。日本語が通じます。
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コーヒーショップ「ローズ」
高い天井で落ち着きます。
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こちらは部屋からの眺めです。毛沢東も散歩した庭が見えます。

旧フランス租界に立地し、その雰囲気を今に伝えるこのホテル。機能的で快適、そして日系ホテルという安心感もあります。日本語が通じますので、初めての上海には特におすすめです。

オークラガーデンホテル(花園飯店)


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上海の老舗ホテル、錦江飯店(Jin Jiang Hotel)。
毛沢東や鄧小平、レーガン元大統領など、世界のVIPが訪れている歴史あるホテルです。1972年のアメリカ大統領ニクソンと総書記の毛沢東により、米中共同宣言が採択されたのもこのホテルの大広間でした。

広い敷地内には、 北楼、南楼、キャセイガーデン、といった趣の違う建物が点在しています。
上の写真は北楼で、1929年に完成した90年近い歴史がある建物です。上海の老舗ホテル「和平飯店」と同様、租界時代に、イギリスの大富豪そして当時「上海の王」だったサッスーン財閥によって建てられました。
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こちらが中楼です。
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中庭もあり、とても綺麗に整備されています。
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上海の宿泊は外灘(Bund)近辺も便利ですが、この錦江飯店には、ここにしかない格調と豊かさが感じられます。

個人的な感覚なのかも知れませんが、また必ず戻って来よう、と思うのです。


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上海の観光地、豫園(よえん)周辺の細い道。
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日本人の私にもちょっと懐かしいような、ノスタルジックな時間が流れています。
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兄弟で、ミシンで何か作っているのかと思いきや、ゲームをやっている模様。
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小さな女の子は、料理をしています。事情はわかりませんが、この光景を見た時に思ったのは、えらいでもなく、かわいそうでもなく、「たくましい」。
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この景色の後ろ側、そこに人々の日常がありました。

 

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昨年11月にオープンした、上海のPeet's Cofee。2012年からドイツの JAB Holding Co.,の所有になり、本格的な世界進出第1号店の地として、ここ上海が選ばれたそうです。

Peet'sは東京にも2002年に進出、ほどなく撤退した経緯があります。今や世界を席巻するスタバとは店舗拡大において差が出ていますが、実はスタバよりも5年創業が早く、スタバのお手本だったとか。

2800㎡の上海スタバに比べてしまうと、360㎡と規模は小さく感じますが、それでも店内は広々としていて、テラスもあり、いつもお客さんでいっぱいです。
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ここのコーヒーは美味しい。コーヒー屋なので、当たり前と言えばそれまでですが、万人に好まれる美味しさだと思います。
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外へ出ると、豆を焙煎する香ばしい薫りが広がっていました。ロースター併設で、ここでローストしています。どうりでコーヒーがとびきり美味しいわけです。

Peet'sもスタバも、世界に向けての旗艦店を出すことからも、上海の価値がいかなるものかが伺えます。こうしてまた街の進化のスピードは増し、より魅力的な街になり、人も企業も集まり、、という、完全な勝ち組スパイラル。

お茶文化を持つ街に、コーヒー文化も育てば最強。街にはハイレベルな小さなカフェも増えています。





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移動式花売りスタンド?
洗練されたお洒落感ではないけれど、上海の街角らしくて、いい感じ。
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書いてあること、何となくわかります。漢字が読めるってありがたい。
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上海租界のプラタナス。文字が刻まれ、管理されているようです。
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懐かしい形のポスト。緑色が、この街角には合います。

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上海の街角にある市場。
肉、魚、卵、穀物などなど、何でも揃います。
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中国は野菜の種類が豊富です。元気の源、ここにあり。
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卵も色んな種類があって面白い。そして、必ず誰かが何かを食べている。。
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こんな原始的な市場でも、支払いは電子マネー。

日本がボケーっとしてる間に、どんどん先を行かれてます。
 

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カフェラテ、とても美味しいです。リザーブなだけあって、普通のスタバと違います。
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クロワッサンは焼きたて、見た目もきれいな上、味は想像をはるかに超える美味しさです。
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このオーブンで焼いているようです。
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食事系のフォカッチャも充実しています。
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クッキーをはじめお菓子類も美味。
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チョコレートもあります。

正直、スタバの食事やお菓子には期待しておりませんでしたが、驚きのクオリティでした。
すごいな、スタバ。

※写真に写っているプライス、1人民元=16〜17円です。(2018年3月現在) ご参考まで。

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上海にオープンした、世界最大規模のスタバ。

広い。そして、カウンターやコーヒーを提供する場、グッズ売り場、パンを焼くところ、お菓子を提供するところ、などがカオス状態っぽくありながら統一感ある不思議さ。天井があまり高くなく、そのデザインが迫ってくるよう。秘密基地に来たようでワクワクします。

圧倒されました。

これ以上の「カフェ」をつくるのは不可能、それほどの規模と完璧な完成度です。
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ここでは豆の焙煎も行い、その場でパックする、焙煎工場が併設されています。
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飛行機に乗って行く価値ありです。
一日中ここで過ごしたい。

営業時間はセブン-イレブン(7am to 11pm)、完璧。
Starbucks Reserve Roasteries Shanghai


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Your smile makes my day !

Starbucks Reserve Roasteries Shanghai


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上海では、よく食べよく歩きます。

食は力なり、これ本当です。

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活気ある上海の中でも、特に、365度エネルギーが溢れているのが、ここ外灘(バンド)。
近未来の光景と、租界時代の名残がそのままの建築物、過去と未来が交錯する場所です。
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こんな場所、世界中でここだけ。


上海といえば、この景色。外灘(バンド)からの眺めです。

ここに立つと、この景色の向こうには日本、そしてその遥か彼方にはカナダがあるのだと、いつも思います。占いも風水も全く興味がないのですが、これまで方角といえば常に『東』に縁があり、勝手に自分は東の方角と相性が良い気になっています。

そのせいか、ここから東方の眺めには、ワクワク感が止まりません。

今日も、この方角から太陽が昇ります。

 


上海風豚の角煮、紅焼肉(ホンシャオロウ)

味付け甘めの柔らか豚肉。豚肉と黒酢と砂糖。疲れた身体には最強の組み合わせで、これを食べると活力が沸いてきます。


こちらは、青菜に干し豆腐のみじん切りを混ぜたサラダ風の一品。シンプルでさっぱり、栄養もあるので、ボリュームのあるお料理との相性が抜群。プレゼンもおしゃれです。

これを見たとき、あるものとリンクしました。

そう、プリンスエドワード島の干し草です。
 PEI


上海のフランス租界がワクワクする地区なら、ここ外灘(バンド)は、何だかゾクゾクする地区。

英国租界から始まった外灘。やがて東アジアの金融・経済の中心となり、各国の銀行が集まります。その歴史は、今もその街並が物語っていて、一瞬、ここが中国ということを忘れてしまうほど。

外灘は、上海の一番の観光地ですが、私がここに来るとゾクゾクするのは、モントリオールへ出店する前に観た『上海灘』というドラマのせいに他なりません。日清戦争勃発前の外灘を舞台に、上海の表舞台と裏社会、表裏一体の危うさを描いたものですが、それがあまりにも衝撃で面白くて。完璧ではないセットや脚本など全く気にならないほど引き込まれ、40分の25話、ほぼ徹夜で一気に観ました。

これから海外へ向かう背中を、ドンと押された感覚を今でも憶えています。

外灘に来ると、どこかで、白いマフラーをした許 文強(ホイ・マンキョン)に会えるような気がします。

ここは、中国でもない、欧米でもない、『上海』



モントリオール製菓学校プロデュース【上海の旅】
上海で感性を刺激する3日間

 

上海の街角でよく見かけた光景。雑誌やポスターのスチール撮影でしょうか?

でも、照明の調整をしていませんし、カメラも普通の一眼レフ。人だかりもないので、特別なことではなさそうです。 

あら? ここでも。
 

道路の真ん中で撮影してるのは、すごい。
 

カップルも。

中国人の知人によると、中国では結婚の際、派手に写真撮影をするのだそう。一日カメラマンを雇って、あれこれ衣装を着替え、写真を撮影、アルバム製作をするそうです。日本円で10万ほど。

あら、何だか楽しそう。

写真を現像することもなく、データ保存をする時代ですが、プリントしてアルバムにするのも良いものと改めて思いました。

街角に「主役」が溢れる上海。

何だか楽しい。





 

上海で立ち寄ったカフェ、女性一人で営業している小さなお店です。
 

コーヒーの抽出時間をきっちりと測って作られたカフェラテ。ひとくちすすると、サードウェーブ系で、モントリオールで飲むのと同じ味がします。 上海のカフェ、なかなかのものだわ、と思っていると。

その女性店主、いきなり「ちょっと出かけてくる」と言って、出て行ってしまいました。

・・・・・ 

戻ってきません。

・・・・・ 

ひとりでやっているお店なのに、お客の私たちだけにして不安はないのかと、こちらが不安になりましたが、しばらく経って帰ってきました。

手にはクレープらしきものの包みが。 
朝ごはんを買いに行ってきたようです。
  

カフェを出ると、角にありました。そのお店。

中華風クレープでしょうか?お粥に入れる揚げパンを一本丸ごと包んでいます。かなり大胆で興味がそそられます。

あいにく朝ごはんを食べたばかりでしたので、お腹いっぱい。次の機会の楽しみとしておきます。

 


上海もクリスマス一色。

和平飯店のディスプレイは、圧巻です。

※中国語で「飯店」は「ホテル」のこと。和平飯店は、外灘にある名門ホテルです。




 


  
 
フランス租界に吹く新しい風。

ここは、上海。


 







郷に入りては郷に従い、朝からしっかり食べます。

わたくし、ラーメン好きではありませんが、蘇州麺(そしゅうめん)はビンゴ!の味。毎日食べたいくらいです。 
さあ、今日も一日が始まります。

 


久々の上海。

この街が持つ揺るぎない歴史と、そこで日々起こっている“変化” のスピード、そのエネルギーにやられてしまいました。

人を突き動す『何か』が、上海にはあるようです。

 

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