biscotti
ビスコッティというと、二度焼きの硬い生地の中にナッツが少し入っているのが一般的。ラテに浸して食べているのを見かけると、歯が悪かった祖父を思い出しますが、これが本場の食べ方のようです。

さて、写真のビスコッティは、モントリオールのカフェでよく見かけるビスコッティ。イタリア人女性が作る、ナッツとチョコがゴロゴロ入ったビスコッティです。コーヒーによく合って美味しいので、カフェで見かけると、ついついオーダーしてしまいます。

モントリオールには、私のような「ついつい」という人がかなり多くいるはず。 コーヒーは作るけれどお菓子は作らない、というカフェが多いこの街で、卸を中心にしているところが、商売上手です。

「ヘブンリーテイスト」という名を冠しているこのビスコッティ。天国に昇るような美味しさということですが、イタリアでは美味しいものを表現するとき「天に昇る」と言うのでしょうか。ティラミスもイタリア語でそんな意味ですし。

日本では、美味しいものを食べたとき「ほっぺが落ちる」 と言いますが、最近すっかり使わなくなったような。かわりに「ヤバい」と言ったりしているのを聞くと、複雑な気持ちになります。プラスのことはプラスの表現を使ったほうが格好いいと、昭和な私は思います。