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今日は、メープルシロップのグレードのお話。

メープルシロップは、パンケーキやフレンチトーストを極上の味に仕上げてくれるケベック州が世界に誇る逸品です。

これまでケベック州では色によってグレードが決められておりましたが、今はその決め方の過渡期。今後はグレード(優劣)というより、色と味で4つに区別された形になります。

現地では色が薄いものほど上質とされていて、その味わいは繊細で上品な甘さ。ダーク(Dark)やベリーダーク(Very Dark)の香ばしい甘さこそがメープルシロップの味、と日本で自分の味覚に刻みこまれていた私にとっては、最初は小さな衝撃でした。

また、ケベックでは、メープルシロップは特別なものではなく、いつも家にある常備品。え?そんなものにまで?!というくらい、色んなものにかけ、これはかなりの衝撃。

特に朝、トーストにパンケーキ、 卵料理や豆料理、ベーコン、ソーセージにまで。それこそ、なみなみと。たっぷりかけてお皿の上はメープルの海です。

それでも、琥珀色に輝くその上品な甘さに、今では体に良いような気にさえなってしまいます。

さて、個人的に一番のおすすめは、オーガニックのゴールデン。日本ではお高いので、現地にいらしたら是非お試しを。

ちなみに、メープルシロップはフランス語で、シロデラーブル(Sirop d'érable)、オーガニックはビオ(biologiqueを略してbio)です。わかりやすいように英語で書いていますが、現地では「シロデラーブル」と言った方がケベコワ(ケベック人)に喜ばれますので、おすすめです。


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